2013年5月26日 奥武蔵グリーンラインで10の峠を走りました
初夏のまばゆい日差しと、爽やかな風を浴びながら
埼玉県小川町から自宅まで約65kmを自転車で走ってきました。
山の峰々を走るため半日にして10の峠を走ることになります。
今回はいつものサイクリングとは別の意味で、とても気持ちよく楽しい
サイクリングを満喫できました。
それは、自転車で走っていると、何度か途中で休んだり食事をするものですが
今回は、その休息毎に、地元の方・他のサイクリングに来てらっしゃる方など
多くの方と楽しく会話をしたことです。
小川町・東秩父郡・飯能市という土地柄もあるのでしょうか。
一人旅自体大変楽しいものですが、見知らぬ方と会話をした事で、暖かくやさしい心に
触れ合う事に感動を憶えました。 旅の楽しみを再発見した気がします。
今回は、自宅から小川駅までの約20km 自転車を分解し
袋に入れて移動する「輪行」という方法をとりました。
東武東上線小川駅に到着しました。
袋の中身はこんな風にまとめてあります。
自転車を組み立て、いざ出発!
小川町の自然に恵まれたのどかな町中を走り
10km、いよいよ最初の峠「定峰峠」に向かいます。
小川町は「手すき紙と清酒」作りで有名
水がとてもきれいな土地柄です。
幾つもの、つづら折りの急激な坂を越え
まず最初の峠、「定峰峠」に到着しました。
2つ目の峠、白石峠
定峰峠で知り合った「坂本さん」 とても話が合い
機会をみて、一緒に走ろうという事になりました。
「坂本さん、よろしくね!」
5つ目の狩場坂峠は、正丸峠の北隣に位置します。奥武蔵グリーンラインのなかで
最も大きな休息所。視界が良ければ、日光、筑波山まで見えるそうです。
今回は「カーナビ」を自転車に装着しました。
ちょっと寄り道。国宝の「高山不動尊」まで
林道を通って行きます。
けっこう厳しい林道で自転車を担ぐほどでした。
関東三大不動尊の一つ、大変立派な本殿、歴史を感じます。
本日最終10個目の峠、絶景の顔振峠に到着しました。
おそばと山菜天ぷらがおいしい「平九郎茶屋」 お店の人達と
楽しい会話を楽しみ、思わず、ビールを飲んでしまいました。
古くは、尊王攘夷派である渋沢平八郎 (渋沢栄一の義理弟)が
こちらで休憩の後、追われている倒幕軍と戦うのを断念し
この茶屋の主人に太刀を預けたのち、自害したそうです。
平安時代、「源 義経」が、京落ちで奥州へ逃れる際、あまりの絶景に
何度も振り返ったため、またその際、御供の武蔵坊弁慶が、あまりの
急坂に頭を振りながら登った等が、顔振峠の名前の由来です。
ここから下り、高麗・飯能から、一気に自宅のある鶴ヶ島市まで走り抜けました。
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